「TOPPOINTライブラリー」における前月1カ月間の閲覧ランキングのトップ10冊を紹介します。

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2025年8月号掲載
新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」

長年のデフレから脱却して、インフレに転じた日本経済。賃上げの報道も目にするが、生活の豊かさを実感している声はそう多く上がってこない。なぜか? 今のインフレは、通常とは異なる“歪なインフレ”だからだ。こう喝破するエコノミストが、物価、賃金、金利の関係が複雑に絡み合った、「新型インフレ」の正体を解き明かす。

著 者:永濱利廣 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2025年5月
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2

2025年8月号掲載
移動と階級

私たちの生活は、“移動”なしに成り立たない。社会は人・モノ・情報などが動くことで機能している。では、移動に、階級や居住地による“格差”があるとしたら? 社会学者が、独自の調査を基に実態を明らかにした。フードデリバリーから気候変動による移住まで、様々な問題を取り上げ、移動に伴う分断、不平等を考察する。

著 者:伊藤将人 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2025年5月
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3

2025年8月号掲載
奪われた集中力 ――もう一度“じっくり”考えるための方法

今日、多くの人が集中力の低下に悩んでいる。会社ではマルチタスクに追われ、家では漫然とSNSを見て過ごしてしまう。なぜか? 世界各地の専門家を取材した著者は言う。集中力は失われたのではなく「奪われた」と。その元凶である「監視資本主義」について解説し、豊かな時間を取り戻すため、私たちがなすべきことを語る。

著 者:ヨハン・ハリ 出版社:作品社 発行日:2025年6月
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4

2022年11月号掲載
【新装版】日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか

カルト教団に酷い目に遭わされたり、最悪、殺されたり…。こうした事態を招くのも、日本人が宗教を知らないから、と語る著者が、日本人が知っておくべき宗教の「根本原理」を説いた。オウム真理教などの問題がクローズアップされた2000年に刊行され、読み継がれてきた書の新装版。知の巨人・小室直樹氏ならではの解説書だ。

著 者:小室直樹 出版社:徳間書店 発行日:2021年12月
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5

2025年8月号掲載
スタートアップの技法 新規ビジネスをスケールさせる「7つの視点」

スタートアップや新規事業を、大きく育てるための技法を説く。数々の事業立ち上げに携わった、元ボストン コンサルティング グループ日本代表の著者いわく、カギは「サイエンス」。すなわち「勝てるポジショニング、儲けのメカニズム、持続的成長のシナリオ」を徹底的に分析する。そのために必要な視点を、具体例とともに示す。

著 者:杉田浩章 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2025年5月
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6

2025年6月号掲載
西洋近代の罪 自由・平等・民主主義はこのまま敗北するのか

今、民主主義を押しのけ、排他的な権威主義が力を増している。アメリカで、ロシアで、西側諸国で。この現象の意味を、民主主義と資本主義の関係に着目して、分析した。ヨーロッパにおける右派勢力の躍進、トランプ大統領の再選と支持者の傾向など、個々の出来事を解釈しつつ、現在の政治的・経済的な状況を明らかにする。

著 者:大澤真幸 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2025年4月
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7

2025年7月号掲載
スティグリッツ 資本主義と自由

「新自由主義」は破綻しつつある!? 市場は効率的だから、規制は不要。冷戦後、世界を席巻したこの経済システムに、ノーベル賞経済学者が異を唱えた。価格支配力を持つ企業が庶民を搾取している、超富裕層がメディアを支配し、自らに都合のよい世論を導いている…。規制なき社会の“失敗”を明かし、新たな枠組みを示す。

著 者:ジョセフ・E・スティグリッツ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2025年6月
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8

2025年3月号掲載
Why We Die(ホワイ・ウィ・ダイ) 老化と不死の謎に迫る

なぜ人は死ぬのか? 老いや病を乗り越え、永遠に生き続けられないものか? 古来、様々な人が論じ、研究してきた問題に答えた書である。老化と死についてわかっていることを、最新の科学研究の成果を基に解説するとともに、長寿が社会にもたらす影響にも言及する。著者は、ノーベル化学賞を受賞した生物学者。

著 者:ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2025年1月
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9

2006年10月号掲載
パブリックスの「奇跡」 顧客満足度全米NO.1企業の「当たり前」の経営術

従業員が、自分の仕事や組織に愛情を持ち続ける ―― 。これは、企業にとって最も難しい課題の1つであり、それに成功することは奇跡にも思える。だが、そんな奇跡の企業がある。本書で紹介される米国のスーパーマーケット、パブリックスだ。同社が従業員をはじめ顧客、地域など、関係者全てに愛され続けるのはなぜか、その秘密を現地取材をもとに解明する。

著 者:太田美和子 出版社:PHP研究所 発行日:2006年8月
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10

2023年7月号掲載
科学と資本主義の未来 〈せめぎ合いの時代〉を超えて

“限りない成長”と“持続可能性”。今、私たちの社会は、両者の間で揺れている。これから進むべきは、どちらの道か? 著者の答えは、後者だ。そして、科学と資本主義は“車の両輪”のような形で歩んできたとし、その過去・現在・未来を俯瞰。目指すべき、環境・福祉・経済が調和した、「持続可能な福祉社会」の像を示す。

著 者:広井良典 出版社:東洋経済新報社 発行日:2023年4月
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