2021年11月号掲載

スタンフォード式 人生を変える人間関係の授業

Original Title :Connect:Building Exceptional Relationships with Family, Friends and Colleagues

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著者紹介

概要

自分も相手もありのままでいられる。そんな「格別」の人間関係を構築する秘訣を、長年、スタンフォード大学で人間関係学講座を担当した2人の著者が説いた。“自己開示”のルールや、トラブルの対処法など、関係をより深める上で役立つ教訓が詰まっている。多くの受講生に「人生が変わった」と言わしめた名講義の書籍化。

要約

「格別」の関係を探し求めて

 あなたには、「格別」と呼ぶにふさわしい関係の相手がいるだろうか。その人の前では、取り繕うことのない本当の自分が理解され、受け入れられていると感じられる ―― そんな相手だ。

 インスタグラムでつながっている何百人もの「友達」は、あなたが先週、素敵なレストランで注文したメニューを知っているかもしれない。

 一方、格別の存在であるその人は、あなたが長年、摂食障害に苦しんできたことを知っている。その人だけは、あなたの真の姿を理解している。

格別の関係とは

 格別の関係には、6つの特徴がある。

 ①あなたも相手も素の自分でいられる

 ②互いに弱い面をさらけ出せる

 ③本音を出しても批判されないと確信できる

 最初の3つは自己開示に関するもの。やたらとプライベートをシェアしたがる今の時代に、なぜ自己開示が重要になるのか。それは、外向きにつくった顔と本来の姿の間にギャップがあるためだ。

 偽りのイメージを保ち続けるのは疲れるものだ。特定の人に「すべてをさらけ出せ」とは言わないが、その人との関係において重要な意味をもつ部分については率直にさらけ出すべきである。

 ④互いに率直に議論できる

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