2011年6月号掲載

変化を生み出すモチベーション・マネジメント 6つのマジックで思考と行動が変わる

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著者紹介

概要

著者の小笹芳央氏は、「モチベーション」をテーマとするコンサルティング会社を経営する“企業変革コンサルタント”。本書では、氏が業務を通じて進化させてきた、「やる気」を呼び覚ます手法の数々を紹介する。「変わらなければならない」から「変わりたい」へ。自社の実践例を交えつつ、モチベーション高く変化に挑むための方法論がわかりやすく説かれる。

要約

アンフリーズ:確信に揺らぎを与える

 私たちを取り巻く社会・経済環境は激変している。そうした中、変化に対して二の足を踏んでいたら、あっという間に時代に取り残されてしまう。

 しかしながら、人間は元来、変化に対して前向きではない。現状に固執し、維持しようとする。

 では、これを改める、つまり変化へのモチベーションを高めるには、どうしたらいいのか。

 それには、次のステップが必要だ。

 「アンフリーズ(解凍)」「チェンジ(変化)」「リフリーズ(再凍結)」の3つである。

 変化に対して氷のように身を固くしている状態を溶かし、方向性を示して変化を促し、変化が後戻りしないように再度固めるというステップだ。

 そして、これらのステップには、各々コツのようなもの、私たちが「マジック」と名づけた「変化を生み出すモチベーション」を発生させるための技術がある。

*  *  *

 だから、変化を促すチェンジの前に、アンフリーズのアプローチが欠かせない。すなわち、従来の自分の考え方・やり方が最善であると絶対化している現状を、「他の考え方・やり方もある」と別の方法を見せて相対化する必要がある。

 これにより、人はこれまで自分が選んできた方法だけでなく、他にも可能性があることに気づく。

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