2016.5.10

一度は読んでおきたい古典的名著

一度は読んでおきたい古典的名著
「ふるきをたずね あたらしきをしる」
温故知新という言葉を持ちださずとも、日々、多くの書籍に親しまれている皆さまなら「古典」というカテゴリーの書籍から、多くの気付きや知見を得た経験をお持ちでしょう。
一般に、古典が“外れのない名著”と言われる理由は2つあります。
1つは、幾多の読者の厳しい評価の眼にさらされた上で、今もなお高い評価を得ていること。
1つは、数十年、数百年の時を経ても色あせない、普遍的な教訓が記されていること。
「TOPPOINT」でも、Longseller Collectionコーナー(毎号10冊目の書籍)で古典的名著をご紹介することが時折あります。
中には、繰り返し何度も読んだ書もありますが、編集のために改めて読み返すと、これまでに気づかなかった新たな知見を必ず発見します。
今回は、これまでに小誌で取り上げた古典の中からおすすめの17冊をピックアップしました。
新年度が始まり、慌ただしい日々をお過ごしかと存じますが一息入れ、ゆったりとした気持ちで、これら名著を味わってみてはいかがでしょうか?

2015年1月号掲載

後世への最大遺物・デンマルク国の話

「私に50年の命をくれたこの美しい地球、この美しい国、この楽しい社会、この我々を育ててくれた山、河、これらに私が何も遺さずには死んでしまいたくない」 ―― 。明治27年、内村鑑三がキリスト教青年会の夏期学校で行った講演、「後世への最大遺物」を紹介する。誰もが実践できる真の生き方とは。後世に遺すべきものとは。人生の根本問題が熱く語られる。

著 者:内村鑑三 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1946年10月
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2014年2月号掲載

眠られぬ夜のために 第一部  〔全2冊〕

スイスの哲学者で、『幸福論』の著者として知られるカール・ヒルティ。その彼が、眠れない夜を嘆くのではなく、普段忘れがちな自己反省の機会にしようと説き、安眠に誘う「眠られぬ夜のための思想」の数々を披露する。原著の刊行から100年以上たつが、自らの経験、思索に基づく言葉は深く、色褪せない。人が生きる上で何が大切か、貴重な示唆を与えてくれる。

著 者:カール・ヒルティ 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1973年5月
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2014年6月号掲載

呻吟語

中国の明代、呂新吾が著した『呻吟語』全1976項の中から、236項を厳選して収録したもの。書名は、「病気に苦しみながら発する沈痛なうめき声」を意味する。人の生き方、在り方を説き、読み継がれてきた古典だが、日本では『論語』や『孫子』ほど知られていない。しかし、有名な古典同様、生きる上で直面する様々な問題について、多くの示唆を与えてくれる。

著 者:呂 新吾、守屋 洋(編訳) 出版社:徳間書店 発行日:1987年1月
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2014年7月号掲載

茶の本

原題は「THE BOOK OF TEA」。著者は、明治期の美術界の指導者、岡倉天心。西洋と深く関わる中で、日本の素晴らしさに気づいた彼が、日本文化の象徴として見た「茶の世界」を英語で紹介した同書は、1906年に米国で出版されるや世界的なベストセラーとなった。その現代語訳である。茶を媒介に、日本人の精神、文化を説いた名著を、わかりやすく紹介する。

著 者:岡倉天心 出版社:致知出版社 発行日:2014年4月
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2014年9月号掲載

アラン幸福論

様々な訳で親しまれてきた、フランスの哲学者アランの『幸福論』を、画期的新訳で紹介する。文体が独特な原文を読みやすくするため、接続詞や説明を補足。また、各項目の最初には楽しいイラストとともに、その項のキーワードを掲載。ポイントが一目瞭然で理解しやすい。原著は約90年前のものだが、その内容は私たちの心に今も響き、気づかされることは多い。

著 者:アラン 出版社:日経BP社 発行日:2014年7月
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2013年2月号掲載

代表的日本人

『代表的日本人』は内村鑑三の著作で、新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』と同じく、明治期に、日本の文化や精神を英語で西洋に紹介した書である。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳など、日本に影響を及ぼした5人の指導者、改革者の生涯を描く中で、日本人が持つ素晴らしい特質を浮き彫りにした名著だ。その内容を、現代日本語訳でわかりやすく伝える。

著 者:内村鑑三 出版社:致知出版社 発行日:2012年11月
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2012年11月号掲載

武士道

1900年に米国で刊行され、世界的ベストセラーとなった新渡戸稲造著『武士道』の現代語訳。武士道の源流から、サムライの教育、切腹の制度、そして武士道の未来まで。新渡戸が海外の人に向けて説いた内容を、可能な限りわかりやすい言葉で紹介する。武士道は決してひからびた“歴史遺産”ではない、と述べられているように、その精神に学ぶべきことは多い。

著 者:新渡戸稲造 出版社:致知出版社 発行日:2012年9月
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2010年4月号掲載

現代語訳 論語と算盤

渋沢栄一は、東京電力、王子製紙をはじめ、約470社もの企業の設立に関わった。“日本資本主義の父”と称されるゆえんだが、渋沢の偉大さはそれだけではない。彼は「論語と算盤」の一致 ―― 道徳に則った経営の大切さを説き続け、私心なき経営に徹した。本書では、こうした経営哲学を語った講演録『論語と算盤』を、読みやすい現代語訳で紹介する。

著 者:渋沢栄一 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2010年2月
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2010年5月号掲載

生の短さについて 他二篇

古代ローマ時代を、政治家、そして哲学者として生きたセネカ。彼が目指したのは、哲学を人間中心のものへと方向づけたソークラテースへの回帰、人間学への道であった。本書は、そんなセネカの著作の中から、『生の短さについて』『心の平静について』『幸福な生について』の3篇を収録。人生を充実させ、幸福に生きるにはどうあるべきかが示される。

著 者:セネカ 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:2010年3月
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2010年11月号掲載

読書について 他二篇

19世紀ドイツの哲学者ショウペンハウエルが、読書や文学などについて述べた評論3篇を収める。「1日を多読に費やす勤勉な人間は、次第に自分でものを考える力を失ってゆく」「良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである」…。その箴言の数々は、“出版洪水”の中を生きる我々に貴重な示唆を与えてくれる。

著 者:ショウペンハウエル 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1960年4月
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2009年8月号掲載

菜根譚 心を磨く100の智慧

『菜根譚』は、中国5000年の人生訓を集大成した書である。日本では、江戸時代から今日まで、多くの人に処世修養の書として読み継がれてきた。本書は、この『菜根譚』に収められた人生訓の中から100の言葉を選び、中国史上の逸話等を引きつつ解説を加えたもの。紹介される言葉はどれも含蓄に富み、悩み多き現代人に、より良く生きるための智慧を授けてくれる。

著 者:王 福振(編) 出版社:日本能率協会マネジメントセンター 発行日:2009年4月
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2007年2月号掲載

ラッセル 幸福論

いわゆる“世界三大幸福論”の1つ。アランの幸福論は文学的、ヒルティの幸福論は倫理的、道徳的という特徴を持つが、このラッセルの幸福論は実用主義的といえるだろう。英国の思想家ラッセルが、不幸の原因と、幸福になるための知恵を解き明かす。不幸の原因を分析した部分では身につまされ、後半では「それでも幸福になれる」と勇気を与えられる。

著 者:バートランド・ラッセル 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1991年3月
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1996年3月号掲載

幸福論

スイスの哲学者、法学者、カール・ヒルティによる幸福論。原著は3巻から成り、第1巻は1891年に出版された。これが非常な好評を博して、第2巻以下が世に出るに至ったという。彼が熱心に読み、感化された書物が「聖書」ということもあって、本書では、キリスト教的信仰に立った幸福論が説かれる。豊かな見識と不動の信念に基づく、人生論の古典である。

著 者:カール・ヒルティ 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1935年5月
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1996年7月号掲載

自助論

「天は自ら助くる者を助く」。この名言で始まる『自助論』(原題『Self-Help』)は1858年、英国で出版された。その後、日本では1871年に『西国立志編』と題して出版され、多くの人の共感を呼んだ。本書は、この不朽の名著の現代語訳版。自分を成長させ、豊かな人生を生きる上で大切にすべきことが、古今東西の偉人の言葉などとともに、わかりやすく示される。

著 者:サミュエル・スマイルズ 出版社:三笠書房 発行日:2003年3月
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2000年2月号掲載

君主論

言わずと知れた、近代政治学の古典である。「マキアヴェリズム」(権謀術数主義)の語源となった著者は、ルネサンス末期のイタリアの人。共和政のフィレンツェ市政府の書記官として外交・軍事面で活躍したが、共和政の崩壊に伴い、職を追われた。『君主論』では、その実体験を生かして、政治の現実を踏まえた統治術、人間操縦術を詳しく説いている。

著 者:ニッコロ・マキアヴェッリ 出版社:講談社(講談社学術文庫) 発行日:2004年12月
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2004年8月号掲載

それでも人生にイエスと言う

第2次大戦中、ナチスの強制収容所でまさに地獄のような体験をした著者が、終戦翌年の1946年にウィーンで行った講演をまとめたもの。人間にとって極限の状況といえる収容所にあって、なおも人間の尊厳を失わず、生きる希望を捨てなかった人たちの例などを引きつつ、「生きる意味」とは何かを説く。生きる意味を見失いがちな現代人に、大いなる気づきを与えてくれる1冊である。

著 者:V・E・フランクル 出版社:春秋社 発行日:1993年12月
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論語

孔子やその弟子たちの言行録である『論語』。人間として守るべき道徳を簡潔な言葉で記したこの書は、2000年以上もの長きにわたり、中国、日本などで読み継がれてきた。本書はこの『論語』の原文に、読み下しと現代語訳を付したものである。「故きを温めて新しきを知る」「巧言令色、鮮なし仁」等々、『論語』の珠玉の言葉を余すところなく味わえる1冊。

著 者:金谷 治(訳注) 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1999年11月
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2018年1月号掲載

スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運

人類はいつの日か、我々の知能をはるかに超える人工知能(AI)、「スーパーインテリジェンス(超絶知能)」を生み出す ―― 。それは世界に何をもたらすのか。人は、AIが暴走しないようコントロールできるのか。この“超絶知能”出現の可能性、卓越した能力、世界乗っ取りのシナリオなど、迫り来る危機の本質をあぶり出す。

著 者:ニック・ボストロム 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2017年11月
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