2024年8月号掲載

Duke CE マネジメントレビュー

Original Title :DUKE CORPORATE EDUCATION LEADERSHIP REVIEW (2024年刊)

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著者紹介

概要

リーダーが「次に何が起きるのか」を予測し、未来に備える上で示唆に富む書。世界屈指のリーダー育成機関、デューク・コーポレート・エデュケーションの機関誌から、選りすぐりの論文を紹介する。リーダーに必要な良識や、業績向上につながるESG戦略など、いずれも自社のビジネスを守り、強くするための助けとなるだろう。

要約

リーダーに求められる良識

 デューク大学フクア経営大学院学長

 ビル・ボールディング

 今日、誠実さや高い倫理観を大事にして行動することが、かつてないほど重視されている。

 例えば、リーダーが支えになってくれないと感じた従業員は、自身が軽んじられていると思うかもしれない。ある問題について発言しない企業に対して、顧客が不買運動を行う恐れもある。これらはどれも、ソーシャルメディアの時代においては瞬時に起きても不思議でないことばかりだ。

三拍子揃ったリーダーシップとは

 こうした状況であっても成功するリーダーたちには、ある資質が備わっている。

 それは、「三拍子揃ったリーダーシップ」だ。これは、次の3つの要因を合わせたものである。

 ・IQ(知能指数)

 リーダーシップで必要とされる資質で、反論の余地なく重要なのは知性だ。賢くない人についていきたいと思う人などいない。

 EQは「他者そして自分の感情を知覚する能力」。EQが高いリーダーは他者の気持ちを理解し、その場の空気を読み、それに基づいて行動できる。

 ただし、EQが高いリーダーが、必ずしも他者に最善を尽くすために行動するとは限らない。EQの高さを利用して自己の利益のために他者を操ることすらできるからだ。

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