2023年1月号掲載

パーセプション 市場をつくる新発想

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  • 著者
  • 出版社
  • 発行日
    2022年11月7日
  • 定価
    1,980円
  • ページ数
    266ページ

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著者紹介

概要

モノが溢れ、コモディティー化が進む今日、認知度が高いだけでは商品は売れない。重要なのは“みんなにどう思われているか”ということ。すなわち、商品やブランドに対する消費者の「パーセプション(認識)」が、次世代マーケティングのカギとなる。このパーセプションの要素、具体的な活用法についてPRのプロが指南する。

要約

パーセプションの正体

 マーケティング業界で「パーセプション(認識)」という言葉が話題に上がることが増えた。

 従来、マーケティングや広報活動で最も重視されていたのは「認知(アウェアネス)」だ。

 しかし、モノが溢れ、コモディティー(汎用)化が進む昨今は、認知を獲得するだけでは消費者の心は動かせない。そこで、認知を上げる活動に加えて重要になっているのが、パーセプションの正しいコントロールスキルだ。

「パーセプション」の定義

 パーセプションとは、平たく言えば、「モノゴトの見え方や捉え方」ということである。

 物理的なモノや事象は、それ自体は存在するものだ。しかし、その見え方や捉え方は、人によって違うことが多く、時代によっても移り変わる。

 トレンドの発生や移り変わり、そして衰退の裏には、常にパーセプションの変化が潜んでいる。

パーセプションを形成する要素

 パーセプションは、次の5つの要素で形成されている。

 ①事象

 ②リテラシー

 リテラシーは、現代では「与えられた材料から必要な情報を引き出し活用する能力」という意味で使われる。そして、物事を認識するリテラシーは、当事者が育った社会環境や文化的背景によって異なる。たとえ同じ事象でも、受け手のリテラシーによって期待値や納得感が変わるのだ。

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